苔観察日記

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国立科学博物館主催「しらびそ高原のコケと地衣類を見る知る楽しむ」に参加してきた

茨城県自然博物館の変形菌展についても書きたいのだけど、こちらから。 国立科学博物館主催の「しらびそ高原のコケと地衣類を見る知る楽しむ」に参加してきました。しらびそ高原がどこかも調べずに気軽に応募したら、飯田市の最寄り駅からタクシーで1...
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苔観察日記:奥多摩某所は多種多様の苔でいっぱい!

※苔は基本的に生息地でしか育ちません。苔を獲ったり持ち帰ったりするのはやめましょう。 ゴールデンウィークの奥多摩は年を経る毎に人が増えているような気がする。今日は初めてホリデー快速おくたま1号に乗ってみた。都心に住んでいる頃はちょっと...
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苔観察日記:高尾某所

3月も中旬に入ろうとするともう低山ではダウンジャケットは不要なのですが、ことコケに関してはまだまだ必要な場合もある。観察スポットまでは坂がきつくて汗ばむくらいに運動するのだけど、いざ着いてしまうと一箇所にじっととどまるのでどんどん汗が冷えて...
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苔観察:真夏の高尾山は案外空いている?

夏の高尾山はビアガーデンが大混雑という話を聞いていたので、午前中に6号路を登り、山頂では敢えて吞まずにビアガーデンに並んで喉の渇きにじっと耐える。いよいよ開店となって飲み干す一杯のおいしさときたら……! そんな妄想を抱きつつ苔観察スタートで...
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マルバコオイゴケモドキ(Diplophyllum andrewsii)?

某所の樹幹にて。 かなり小さいです。1cmあるかないか。 こうしてみると葉先が尖っているような。尖り具合によってはミゾゴケモドキ(Scapania cuspiduligera)の可能性もありそうですが、ミゾゴケモ...
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バケツ一杯の虫除け

そんなにいらない。 苔観察も暖かくなってだいぶ楽になってきました。寒い時期は霜が下りたり雪が積もった中を歩いたこともあります。何よりありがたいのが写真を撮るときに手袋がなくて済むこと。すべって手ぶれを起こしたりシャッターのタイ...
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ニスビキカヤゴケ(Porella vernicosa)に出会えた喜び

ニスを引いたようにつやつやしているのでニスビキカヤゴケ。カヤは何の意味だろう……? 先日出たばかりの『知りたい 会いたい 特徴がよくわかる コケ図鑑』でも「初心者にもわかりやすいコケ」として紹介されているように、一目見ただけで...
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ツボミゴケ(Jungermannia)、かな……?

日本で一番有名な苔はスギゴケでもジャゴケでもなく、実はチャツボミゴケかもしれない。少なくとも地名になっているのはここだけのはず。苔が好きと公言しておきながら、ずっとチャツボミゴケのことを「チャツボ」「ミゴケ」だと思っていました。茶壺の形をし...
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クラマゴケモドキだと思ったらツジベゴヘイゴケ(Tuzibeanthus chinensis)

地衣類や藻類は緑色でも苔ではない、というように苔の本の冒頭には苔の特徴と似ている植物がよく取り上げられる。苔について知るにはどうしても苔(蘚苔類)でないものを排除するのが先決です。そんな中で苔ではないの筆頭にあげられるのがシダ科のクラマゴケ...
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初めて出会うチヂミカヤゴケ(Macvicaria ulophylla)?

顕微鏡を買ったのにあまり更新していない。苔はちょくちょく見に行っているのだけど、サンプルを調べる気持ちに一つハードルがある。最近分かってきたのは、顕微鏡があればすぐに形が分かるわけではないことで、まず土や埃を落とすのが大変。つぎに顕微鏡のピ...