国枝史郎

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国枝史郎『血煙天明陣(上・下)』

もう一昔前になってしまうだろうか、中二病という言葉が流行した。 ある価値観を経験した視点から蔑む時につけられる状態、とわたしは理解しているが、子供らしい自由な価値観を否定する言葉だと思う。 大げさな名前をつけてみたり、必殺技がインフレに...
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国枝史郎「善悪両面鼠小僧」

21世紀になっていいことはいっぱいあるが、中でも国枝史郎が無料で読めるなんてのはベスト10に入る。 ちょっと前までは文庫といえどもなかなかの古書価であった。 特に横尾忠則の毒々しい色彩の表紙である講談社の伝奇文庫シリーズはよかった。 ...