ロベルト・ボラーニョ

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ロベルト・ボラーニョ『2666』は何がおもしろいのか

『2666』については、読了してから何度も書きかけてやめることを続けてきた。この本のおもしろさとは何なのか? アメリカ人がなぜこの本に熱狂したのかがどうしても理解できなかったからだ。読んでいる間、半分くらいは楽しいのだが、読んだ人に...
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『2666』を読みながら心はロシア

『ロシアとソ連邦』、『記憶の中のソ連―中央アジアの人々の生きた社会主義時代』を読んだ。普段読まないような社会主義について調べているのは、ソローキン『青い脂』から触発されているためだ。「なぜソ連の人々は同朋を大量に殺してまで社会主義という実験...