コケカツ(111)

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元来引きこもりなので、こんな事態でも住居を充実させることをうきうきで考えている。引きこもりに必要なものに予算を全振りして、外出のための服や靴に費用をかけなくていいというのは、考えが楽になる。

まずはディスプレイ。震災直後に買ったテレビが壊れてから1年くらい使ってないのだけど、家で仕事をすることになったこともあり、外部ディスプレイはあった方がいい。
ということで、LGの43UN700-Bを購入しました。42.5インチ、めちゃくちゃでかい。

横1m近くあるので、机の上に置くためには既に置かれているものを片付けなければならない。これで片付けに火が付いて、使わないにも関わらず部屋にあるものをどんどん捨てていくことになった。古いUSBケーブルなんて、今のMacbookProには繋がらないのだから所有している意味がない。Wi-fiで繋いでいるのだからLANケーブルもいらない。PC本体や周辺機器はアップデートしたら古いものは捨てるのに、ケーブルはなぜだか保存している。考えたら意味が分からない行動だけど、考えない上での選択肢というのがたくさんあるのだと改めて感じます。片付かないというのは考えていないということなのでした。

ディスプレイを配置して、MacbookProをどう置くかが問題だった。今までは右斜めに向いた場所にあったが、そこからディスプレイへ視線移動するとかなりの距離になり、左端などは文字が読めないくらい遠い。眼球の運動になるのか、眼精疲労になるのか、後者になりそうなので考えるべき問題でした。
「仕事用ディスプレイを 4K で作業してみました」を参考にさせてもらい、ディスプレイの前にMacbookProを配置することにしました。
思い切ってディスプレイの一部とMacbookProが重なることを是とした。広いのだから自由に使えばいい。映画を見るときなどは動かせばいいのだ。

音楽はある程度ましな音質で聴きたいので、外部スピーカーは外せない。Macbookから直接音を出すのは改善されたとはいっても、音を出す機械ではないと感じてしまう。
スピーカーはDENONの光デジタル出力のあるモデルを使っていて、このためのUSB DACも今回買い直しました。MacbookPro→(USB C)→USB DAC→(光デジタルケーブル)→スピーカーとつなぐことで、本来は接続できないMacbookProと光デジタル入力を繋ぐことができる。FiioのK3というモデルにしました。1万円くらいなのにハイレゾ音源にも対応している。もってないけど。

こうして映像と音を改善すると、動画鑑賞が俄然楽しみになる。今まで16インチで見ていた映像が42.5インチになることで、集中力が高まる。小さい画面で細かいところをじっと見るのはけっこう疲れるようで、広い画面だと他のことを考えずに入りこむことができます。映画館もそうであるように、視野を覆うことによって集中力は高まるようです。家で映画を見ていると飽きてしまうのは、案外画面サイズに原因があるのかもしれません。

ディスプレイが大きいとAlt(Command)+Tabの切り替えがほぼ不要になります。一方で、マウスカーソルの移動距離が長くなる。ストレスを感じる度合いは、Alt+Tabの切り替え<マウスカーソルの移動距離、なのでこれはこれで困った問題です。

部屋を充実させていると、子どもの頃に作った秘密基地を思い出します。田舎なので誰のか分からない雑木林にヒモをはって陣地とし、ビニールシートで屋根と床を作って、本を読んだりままごとをしたり。誰からも干渉されない聖域を生み出すことに当時から憧れがあったようです。

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