コケカツ(96)影響を受けた本

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読書メーターで「人生で影響を受けた本100冊」へのお誘いをいただきました。
2008年くらいから読書メーターやEvernoteに自分の記録をつけているので、それ以降のことはがんばれば思い出せるのだけど、大人になって(おそらくは酒のせいで)記憶力がとんと乏しくなったので、これを機にまとめておくのもいいかもしれないと思い立ったのです。

学生時代に何を読んでいたかはあまり思い出せない。当時の書店の並びが再現されていたら思い出すかもしれないけど、そんなことできないですよね。
地元には個人経営の小さな書店が2、3件ほどありましたが、中学時代に水戸駅前の川又書店に足を踏み入れた時のことは忘れられません。書店が複数階連なっている! 実家のあたりには3階建てなんて学校くらいしかないような地域なので、6階くらいまで書店が続いているというのはほとんど幻想でした。
あとは駅前の西武に入っていたパルコブックセンター。カバーがかっこよくて、今でもとってあります。よく演劇の本を探しました。学生の小遣いで買うには高かったなー……。

100冊という縛りがあるようですが、わたし個人のログなので数えていません。

【学生時代】
ラブクラフト『ラブクラフト全集』
スティーブン・キング『死のロング・ウォーク』
マイクル・ムアコック『エルリック・サーガ』
吉本隆明『共同幻想論』
ほるぷ平和漫画シリーズ
妹尾河童『河童が覗いたインド』『河童が覗いたヨーロッパ』
ドストエフスキー『地下室の手記』
酒井康『売名行為』
ロス・マクドナルド『さむけ』
スタンダール『赤と黒』
寺山修司『新装版 寺山修司幻想劇集』
山崎哲「子供の領分」
橋本治『恋愛論』
古今亭志ん生『古典落語 志ん生集』

【暗黒大学時代】
小野不由美『十二国記』
吉本ばなな『TUGUMI』
ナボコフ『ロシア文学講義』
西原理恵子『まあじゃんほうろうき』
須賀敦子『コルシア書店の仲間たち』
中島敦「悟浄出世」「悟浄歎異―沙門悟浄の手記―」
辻征夫『かぜのひきかた』
山形浩生『新教養主義宣言』

【少女マンガ】
大島弓子『大島弓子選集』
成田美名子『Natural』
榛野なな恵『Papa told me』
内田善美『星の時計のriddle』
志村志保子『ミシンとナイフ』
大和和紀『あさきゆめみし』
竹宮惠子『風と木の詩』
山岸凉子『日出処の天子』
池田理代子『オルフェウスの窓』
佐々木倫子『動物のお医者さん』
高屋奈月『フルーツバスケット』
津田雅美『彼氏彼女の事情』
ささだあすか『バラエティー』
武田綾乃『響け! ユーフォニアム』

【SF・ファンタジーの目覚め】
P・K・ディック『流れよわが涙、と警官は言った』
ディッシュ『キャンプ・コンセントレーション』
J・G・バラード『ヴァーミリオン・サンズ』
ブライアン・オールディス『地球の長い午後』
ハーラン・エリスン『世界の中心で愛を叫んだけもの』
コードウェイナー・スミス『鼠と竜のゲーム』
ジェイムズ・ティプトリー・Jr『星ぼしの荒野から』
マーガレット・セントクレア『どこからなりとも月にひとつの卵』
マイクル・コニイ『ハローサマー、グッドバイ』
キリル・ボンフィリオリ『深き森は悪魔のにおい』
キース・ロバーツ『パヴァーヌ』
A・E・コッパード『郵便局と蛇』
佐藤哲也『沢蟹まけると意思の力』
秋山瑞人『鉄コミュニケイション』
伊藤計劃『虐殺器官』
ジョン・クロウリー『ナイチンゲールは夜に歌う』
スタニスワフ・レム『宇宙創世記ロボットの旅』
梨木香歩『裏庭』
J. R. R. トールキン『指輪物語』
瀬田貞二『幼い子の文学』
天沢退二郞『光車よ、まわれ!』
アリソン・アトリー『時の旅人』
エーリヒ・ケストナー『エーミールと探偵たち』
川上弘美『大きな鳥にさらわれないよう』
石井桃子『子どもに歯ごたえのある本を』
ジュディス・メリル『SFに何ができるか』

【マジック・リアリズム】
セルバンテス『ドン・キホーテ』
カルペンティエール『バロック協奏曲』
ガルシア=マルケス『族長の秋』『予告された殺人の記録』
マリオ・バルガス・リョサ『フリアとシナリオライター』
ホセ・ドノソ『夜のみだらな鳥』
フリオ・コルタサル『悪魔の涎・追い求める男 他八篇』
レイナルド・アレナス『めくるめく世界』
フリオ・リャマサーレス『黄色い雨』
フアン・ルルフォ『ペドロ・パラモ』
ホルヘ・ルイス・ボルヘス『伝奇集』
フランツ・カフカ『城』
マーク ヘルプリン『ウィンターズ・テイル』
閻連科『愉楽』
友田とん『『百年の孤独』を代わりに読む』

【食】
ジェンズ・ジョンソン『ハッカーズ料理読本』
ピョートル・ワイリ,アレクサンドル・ゲニス『亡命ロシア料理』
小泉武夫『地球を肴に飲む男』
ウー・ウェン『北京の小麦粉料理』
ミラ・メータ『はじめてのインド料理』
向田邦子『向田邦子の手料理』
宮本常一『塩の道』
内澤旬子『世界屠畜紀行』

【生きていくために】
G.M.ワインバーグ『コンサルタントの秘密』
C.N.パーキンソン『パーキンソンの法則』
外崎則夫・梅津信幸『マイクロソフト・シンドローム』
デビッド・アレン『はじめてのGTD ストレスフリーの整理術』
梅棹忠夫『知的生産の技術』
野口悠紀雄『「超」整理法―情報検索と発想の新システム』
ティム・ガン『誰でも美しくなれる10の法則』
伊賀泰代『採用基準』
淀川長治、山田宏一、蓮實重彦『映画千夜一夜』
川上量生『ルールを変える思考法』
D. A. ノーマン『誰のためのデザイン?』
筒井美希『なるほどデザイン』
森重湧太『一生使える 見やすい資料のデザイン入門
最上敏樹『人道的介入―正義の武力行使はあるか』
井手英策『日本財政 転換の指針』
井上達夫『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』
山口二郎『民主主義は終わるのか――瀬戸際に立つ日本』
伊藤真『伊藤真の民法入門』
ハンナ・アーレント『人間の条件』
井筒俊彦『イスラーム文化』
ヴィクトール・E・フランクル『夜と霧』

【人間のダメさ】
アンドレイ・プラトーノフ『土台穴』
ジョー・R. ランズデール『ムーチョ・モージョ』
ジュノ・ディアス『ハイウェイとゴミ溜め』
デニス・ジョンソン『ジーザス・サン』
アーサー・ブラッドフォード『世界の涯まで犬たちと』
トム・ジョーンズ『拳闘士の休息』
チャールズ・ディケンズ『デイヴィッド・コパフィールド』
ジョーゼフ・ヘラー『キャッチー22』
トマス・ピンチョン『重力の虹』『V.』
リチャード・フラナガン『グールド魚類画帖』
フォークナー『八月の光』
小山清『落穂拾ひ・聖アンデルセン』
上林暁『禁酒宣言』

【何も起こらない世界・起こってしまった世界】
フランク・オコナー『フランク・オコナー短篇集』
ウラジーミル・ナボコフ『ニコライ・ゴーゴリ』『賜物』『淡い焔』
レイチェル・インガルズ『ミセス・キャリバン』
ゼーバルト『アウステルリッツ』『土星の環』
アラスター・グレイ『ラナーク―四巻からなる伝記』
ウィリアム・トレヴァー『聖母の贈り物』
ロベルト・ボラーニョ『2666』
サルバドール プラセンシア『紙の民』
ロバート・アーウィン『アラビアン・ナイトメア』
レーモン・クノー『文体練習』
ウラジーミル・ソローキン『青い脂』
アート・スピーゲルマン『マウス1・2』
ジーン・ウルフ『ピース』
ミロラド・パヴィチ『ハザール事典』
ウィリアム・ギャディス『JR』
エミリー・ディキンソン
アルセーニエフ『デルスウ・ウザーラ』
石牟礼道子『苦界浄土』
塚本邦雄『王朝百首』
菱山修三『菱山修三全詩集』
残雪『カッコウが鳴くあの一瞬』
岡真理『アラブ、祈りとしての文学』
小林恭二 『俳句という愉しみ』『短歌パラダイス』
シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』
マルセル・プルースト『失われた時を求めて』
ジョゼフ・チャプスキ『収容所のプルースト』

【発見すること】
『日本の野生植物 コケ』
藤井久子『知りたい 会いたい 特徴がよくわかる コケ図鑑』
アンリ・カルティエ=ブレッソン
ロバート・キャパ
北井一夫『村へ』
山口晃『親鸞 全挿画集』
前野ウルド浩太郎『バッタを倒しにアフリカへ』
千葉聡『歌うカタツムリ――進化とらせんの物語』
木村資生『生物進化を考える』
川上和人『鳥類学者だからって、鳥が好きだと思うなよ。』

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