コケカツ(70)歩いて聖蹟桜ヶ丘へ

白梅が開花 life

約8kmの道のりを歩いてみようと思った。実家の最寄り駅から実家までがそのくらいあって、自転車なら15分で移動できたけど、徒歩だと2時間くらいかかる。当時の不便さは若いから乗り切れたけど、今はもう無理。車があってもいやだな。でも不思議と東京なら8kmくらいは歩けてしまう。見たことのない景色・店、もしかしたら生えているかもしれないコケを目当てにすれば歩けてしまう。

某所の用事を済ませて歩き出す。きれいに太陽を目指すゼニゴケと水面を選ぶウキウキゴケが見事に棲み分けている。ゼニゴケは平らな地面を選びがちだけど、こうして垂直な場所にも生えることができる。苔類一のしぶとさを誇るだけはある。

ゼニゴケとウキウキゴケ

夏に訪れた時は小鳥のさえずりがうるさいくらいだった雑木林が切り拓かれていた。家の近所でも同じようなことがあったのだけど、人口が減って空き家が増えているという時代に、しぶとく残っていた自然を破壊する意味がわたしには分からない。空いている場所を再利用すればいいのに。これまで住んでいたり渡ってきていた小鳥たちはどこへ行くのだろう。

切り拓かれた雑木林

半分くらいまで歩いたところで工場とも民家とも思われる場所に、手動式のポンプがあった。上と水受けのところに小鳥がいた。このポンプだけ家に持ち帰りたくなるくらいのかわゆさ。

小鳥のポンプ

暖冬の影響で梅がきれいに開いている。春キャベツも店頭に並んでいる。春が早いのはうれしいけど、野菜が高くなるかもという話を聞いたので、先行きは不安だ。

白梅が開花

多摩川を渡る。この先に奥多摩があって、奥多摩湖のダムがあって、その先のドラム缶橋を渡ってコケを見に行ったことがある。ずっとつながっている。

多摩川

8km歩いた目的地は日本酒店の名所、小山商店。概観は写真で見たことがあったけど、中はすごい人! 酒屋にこんなに人がいるのは新宿タカシマヤの地下でしか見たことがない。壁際だけでなく通路の途中にも冷蔵庫があり、どこに何の酒が並んでいるのかわたしにはさっぱり分からない。とりあえず普段行く店で手に入らなさそうな刈穂と田光を抱えて精算。レジにも常時5人くらい並んでいるし、どうやら抽選予約で十四代などが買えるらしい。なるほど。駐車場も広く、ご近所さんから遠方まで幅広い客層。
制服を着た高校生が「おいしそう〜」と呟いていたのをわたしは聞き逃さなかった。めっ。

小山商店@聖蹟桜ヶ丘

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