コケカツ(69)山口二郎『民主主義は終わるのか』(岩波新書)を読了

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これは買う。所有して政治が良くなったか・悪くなったかの指針にしたい。

今の政治の問題点を理路整然と解き明かしていくのでぐうの音も出ないくらいの正論。与党はばっさりとやりこめるけど、野党についての批判も厭わずびしばし。数で負けているのだから議論の質を高める必要があり、具体的な施策をもっと出していくべきというのは賛成。

中公新書の『自民党―「一強」の実像』でも指摘されているようだけど、投票率が低いことを利用して一定の組織票によって自民党が当選している。無党派層や投票に行っていない層が選挙に積極的に関心を持ったら変わるのではないかとしているけれども、いわゆるふつうの人はきっと選挙行かないんですよ。ゲームしたりドラマ見たり、自分の好きなことができればどうでもいいって人が多いんじゃないかな。学問としては投票率を上げることが政治の変化をもたらすことにつながるんだろうけど、よほどの災害でもない限り、ふつうの人が選挙に興味を持つことはないと思われます。わたしはかなり悲観的。

本書のような形で現政府に賛成する人が書いていたら読みたい。現政権に納得できる理由があるなら応援したいけど、ふざけた国会の茶番だけで支持できない、そこを打破してくれるような自民党擁護の本はあるんだろうか?

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