コケカツ(42)苔の見頃

Bryophytes
OLYMPUS DIGITAL CAMERA

コケカツ!とは野山に分け入ってコケを見ること。撮るだけで採らない。

久しぶりに苔の話を。
正月休みに知人と歩いていて「苔の見頃っていつなんですか?」と聞かれた。ものの本には年中通して見頃って書いてあったりするけど、やっぱりこれからの時期、2月〜4月が本番だと思うのです。

苔のような動きの少ない植物は、やはり胞子体のあるなしが見たときのインパクトに関わる。種を同定したり標本を作ったりするのにも胞子体があることが望ましい。
胞子体の出る時期はきちんと調査されていないらしいけど、おおむね春と秋。亜高山帯の寒い場所にいる種は夏の間中出していることもあるみたい。多くは春に出すけれども、クジャクゴケのように秋になって胞子体を出す種類もいる。胞子体を複数出すという意味では似ているチョウチンゴケの仲間はほとんど春に出すのに、どうして秋に出すのだろう。不勉強で文献などの調査を読んだことはないけれども、雪解け水と関わりがありそう。春の胞子体はそのまま暖かくなってすぐに発芽して成長していく。秋の胞子体は雪が積もるまでに胞子を出してしまい、胞子のまま冬を越して春に発芽するのかな?

クジャクゴケ群落

雪が溶ける前の寒い時期こそ、胞子体が青々と育っている絶好のチャンス。ちょっと寒いけど、人通りも少ないところにひっそりと胞子体をつけているにちがいない。雪山ではさすがに埋もれていて見えないけど、秩父~奥多摩~山梨~丹沢あたりの雪がないところならこれから見頃だと思います。すっごい寒いんで最上級の防寒をして臨んでください。マムートの手袋、去年導入したらとっても暖かくて最高です。

コメント