コケカツ(30)

Bryophytes

コケカツ!とは野山に分け入ってコケを見ること。撮るだけで採らない。

今日から始まる今日の1行レシピは、「エビチリ」を自宅で料理したい人のための本格レシピを参考にしました。
適当に卵焼きを作って、セブンイレブンのエビチリと和える。辣油を垂らしてもヨシ!

日本蘚苔類学会から年に2回の会報「蘚苔類研究」が届いた。コケ界には蘚苔類学会と岡山コケの会と2つの大きなグループがあり、両方加入している人も多い。入ってないと参加できない観察会もあるし、コケ界隈の空気感がつかめるので、気になる人は参加することをお勧めします。金さえ払えば基本はOK。

論文で一番気になったのは富士山高山帯の苔類。亜高山帯までは既に論文があり、Web上でも読むことができる。富士山の広範囲を調査した労作だ。
富士山のタイ類 (コケ植物) Ⅰ
富士山のタイ類 (コケ植物) Ⅱ
しかし、そのさらに上の高山帯は森林限界を超えているので、苔類などいないと思い込んでました。今回の論文ではサンゴサキジロゴケなど珍しいコケが発見されたという。すごい。サンゴサキジロゴケは高いところの日が当たる岩に生息していて、おひな様の十二単みたいに葉が重なってるのがちょうかわいいんですよ、わたしもほとんど見たことないけど。

富士山高山帯は、平安時代以降の噴火で何世紀も前のコケは存在しないと思ってたけど、平安以降にどこかからやってきて住み着いたということなのだろうか。胞子体とか出さない種類だと、人や鳥の足について遠い距離を運ばれることがあるらしいけど、富士山高山帯のコケもそうやって別の山からやってきたのだろうか。仮説という名の妄想してる時も楽しい時間です。

他にもアブラゴケならぬコアブラゴケというSRなコケ(日本で2回目)が見つかったとか、群馬や富山にいいコケスポットがあるとか、今回は読みどころたくさん。
そしてコケに興味ない人には全くどうでもいい情報というのもまたおもしろい。どうして人によってこんなに情報の価値に差があるのか。

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