2020-04

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コケカツ(104)

『プルーストを読む生活2』を入手し、マラソンの伴走者を得たように、わたしの読書も6巻がたったったと好調に進んでいく。 サロンの性格を説明しているあたりはたいそう退屈だったが、いつしかゲルマント公爵夫人のサロンに入りこんで、公爵夫人の傍若無...
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コケカツ(103)

「誘惑に陥らないように祈りなさい。」誘惑されるのは危険だ。そして誘惑される人々がいるのは、彼らが祈らないからだ。(パスカル『パンセ』B23-550) キリスト教に限らず宗教に帰依することには限りない恐怖がある。自分が自分でなくなるよう...
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コケカツ(102)

若い頃に読む予定をたてられない本をいっぱい買って、数年前の引っ越しでがっつり処分した。それから本棚を2つ買って、これに収まらない本は処分するというルールを課している。一部、はみ出してる本もあるけれども……。 現時点では読んだ本が8割、読ん...
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コケカツ(101)

新型コロナウィルスの影響でリモートワークが始まった。わたしは家で誰にも会わずに黙々と仕事をするのが大好き(でも、得意ではない)なので、全く気にならないどころか大歓迎なのだけど、会社の人の中には家族以外と話すことができなくてストレスを感じてい...
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コケカツ(100)『失われた時を求めて5 ゲルマントのほうⅠ』語り手とロベールのBL

しょっちゅう恋に落ちている語り手、この巻ではゲルマント夫人に恋をするも、出会うことさえままならず、友人のロベールを頼りに住処を移す。ここから急激なボーイズラブ展開を誰が予想できたろう、なぜか語り手とロベールがいちゃつきはじめます。 読んで...
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コケカツ(99)奥山淳志『庭とエスキース』

手に取ったとき、みすず書房らしからぬ本に思えました。もちろんみすず書房はエッセイなども出しているけれども、ソフトカバーで写真が入っていると別の出版社の本に見えます。 本書は写真家の著者が、北海道の新十津川に暮らす自給自足の「弁造さん」を尋...
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コケカツ(98)チョココロネ

チョココロネのコロネってなんだろ。 チョコは中身だからコロネは周囲の巻き貝のようなパンのことだろう。巻き貝のことをコロネというのかな? しかしここではまだ調べない。 コロコロした形をしているから「コロネ」の可能性もある。そうなると...
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コケカツ(97)コロナウイルスへの向き合い方

普段から職場と家を行き来するくらいで、他に立ち寄るのは食料品店と酒屋と書店・古本屋という人間にとって、自粛要請はほとんど影響がない。 あ、山には行けなくなりましたね。せっかく苔類の蒴が美しく出てくる時期なのに、それは残念。 でも、家の周...
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コケカツ(96)影響を受けた本

読書メーターで「人生で影響を受けた本100冊」へのお誘いをいただきました。 2008年くらいから読書メーターやEvernoteに自分の記録をつけているので、それ以降のことはがんばれば思い出せるのだけど、大人になって(おそらくは酒のせいで)...
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コケカツ(94)ゼーバルト『アウステルリッツ』母親を探して

アウステルリッツの語りは自分が説教師の養子だったことから、謎に包まれていた養子以前の記憶へと移っていく。そのきっかけは建築を研究していたにもかかわらず、執筆が完全に止まってしまい書くことがつらくなってしまったことだ。住居近くの駅工事現場で掘...