uporeke

book

コケカツ(113)

去年の本屋大賞受賞作を読んで、前半ものすごく好きなのに、後半一気に楽しくなくなった。なんでだろう? 前半は親が事情によって家から出たり入ったりして、主人公の子どもが軸になっている。家庭のあり方が一様ではないというところがすごく良くて、...
book

コケカツ(112)

『失われた時を求めて』はついに光文社古典新訳文庫版に追いついてしまった。2年に1冊くらいのペースで出ているようなので、うまくいけば今年あたりに7巻が出るかもしれないけど、待つことで今のプルーストを読める流れを崩したくない。 だから岩波文庫...
life

コケカツ(111)

元来引きこもりなので、こんな事態でも住居を充実させることをうきうきで考えている。引きこもりに必要なものに予算を全振りして、外出のための服や靴に費用をかけなくていいというのは、考えが楽になる。 まずはディスプレイ。震災直後に買ったテレビ...
food

コケカツ(110)

コロナウイルスで自粛ムードが蔓延してから、却って規則正しい生活を送ることができている。 日の出とほぼ同じくらいに起きて、5kmくらいを歩く。目的地はそれまで遠くて行く気にならなかったパン屋。そこまでの道はひたすらにまっすぐで、双眼鏡を使え...
book

コケカツ(109)

アルベルチーヌに出て行かれてしまった私の画策はすべて裏目に出る。 「私に会いたいなら自分で来なさいよ」 まったくの正論をぶつけられて、それでも直接は行かずに手紙を出す。またこれが、どうしてこうなるの? と首をかしげざるを得ない文面で、ひ...
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コケカツ(108)

現行の光文社古典新訳文庫版『失われた時を求めて』を6冊まで読み終えて、次はどうしようとアンケートをとったら全部読めって言われた。 まったくみんな、人ごとだと思って。 光文社古典新訳文庫のプルーストがあと1巻で読み終わってしまうのです...
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コケカツ(107)

『プルーストを読む生活』1の時はあっという間に読み終えて、ああこういうふうにプルーストに向き合うことができるのはいいなあと感心しきりだったのだけど、『プルーストを読む生活2』は急いで読まないように1日数ページに抑えている。おもしろさが過ぎ去...
book

コケカツ(106)

ついに柿内さんががっかりしていた、プルースト自身のネタバレ、祖母の病から死の章にたどり着いた。 一文ずつが祖母の運命をたどる時間のようで、読まなければ祖母は苦しんでいるものの死ぬことはない。読者は自在に時間を制御できるけれども、来たるべき...
book

コケカツ(105)

いよいよ光文社古典新訳文庫版のプルーストが佳境に入ってきて、残りは6巻と『消え去ったアルベルチーヌ』を残すのみ。これまでのペースだと2年に1冊翻訳が出ているので、今年あたり7巻が出るのではないか。いずれにしても亀のようなわたしの読書速度でも...
book

コケカツ(104)

『プルーストを読む生活2』を入手し、マラソンの伴走者を得たように、わたしの読書も6巻がたったったと好調に進んでいく。 サロンの性格を説明しているあたりはたいそう退屈だったが、いつしかゲルマント公爵夫人のサロンに入りこんで、公爵夫人の傍若無...