苔をたずねて三千里

苔の写真を撮り、海外文学を読んでいます。

風にそよぐキヨスミイトゴケ(Barbella flagellifera)

木の枝などにぶらさがり、風にそよぐキヨスミイトゴケ。見慣れなければ葉の一部として見過ごしてしまいそうだけど、一度気づくと嬉しくなりそれからはずっと探してしまう。名前の通り細く糸のように絡まり、樹木だけ …

第49回読書会 閻連科『炸裂志』

炸裂志 中国人作家を取り上げるのは初めての試み。当日までに課題図書と話題になった『愉楽』を読んでおけばいいかなとのんびりしていたら、訳者の泉様から連絡がありご参加いただけることになりびっくり。とても気 …

植物なのに動物ぽいイタチゴケ(Leucodon sapporensis)

蘚類と苔類では圧倒的に苔類が好きなのは、苔類は見分けがつきやすいから。蘚類はきれいなんだけど、とにかく見分けがつかない。茎がしっかりしていてとがった葉のタイプばかりで、微妙な葉の大きさや細胞の形の違い …

幻の苔を探して:キノボリオウゴンゴケ

※イメージ画像はおそらくハマキゴケ。センボンゴケ属でもキノボリオウゴンゴケではありません。 東京で一番苔の見られる場所、高尾山に行くことになりました。苔を見るようになってからは5回目くらいでしょうか。 …

『コケの生物学』(研成社)は難しい! でも、苔をもっと知りたい人は必須

2017/02/03   -book, Bryophytes
 

苔に接するようになって分かったのは、資料がとても入手しづらいこと。文学関連だと過去に研究している人がたくさんいるから学会も複数あったり冊子になっているものもたくさんある。苔はそもそも書籍自体がとても少 …

第47回読書部 フリオ・コルタサル『石蹴り遊び』

今回から課題図書候補を4冊ピックアップし、Twitterでの投票によってトップの本を課題図書にするという試み、最初は100票以上の投票をいただきました。ありがとうございます。しかし、終了前日まで1位と …

苔界の第一人者児玉務先生追悼・著作集『ええもん見つけたな』で号泣

2017/01/20   -book, Bryophytes
 

SFとかラテンアメリカ文学にはまった時、真っ先にやったのは読むことよりも買うことでした。どちらも21世紀になってから本格的に触れたので、20世紀に出版されたおもしろいけど売れない本というのはかなり稀少 …

神奈川県の最乗寺で苔初め

2017/01/07   -Bryophytes
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JR小田原駅の観音様を横目に見ながら小田急大雄山線に乗り換えると、箱根への線路とはちがった風景が続きます。意外と言っては失礼ですが、のどかな街が続き、田舎の風情を残しながらも人々が生活している街が多い …

2016年、わたしの苔活動

2017/01/02   -Bryophytes
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2016年もいい苔をたくさん見ることができました。見始めてから2年もたつとそれなりに分かってくるもので、どういう山にどんな苔がいるのかおおよそ分かるような気がします(関東近辺のみ)。それでも日本蘚苔類 …

苔観察には3段階ある。肉眼、ルーペ、そして……とうとう第3ステージに進んでしまう

苔観察には3つの段階がある 上野にある国立科学博物館では、毎週末「研究者によるディスカバリートーク」という講義が行われています。こちらで2ヶ月に1回の割合で苔界の第一人者樋口先生が「コケの生き方を考え …