古本ツアーin中央線

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数ヶ月に一度開催される古本ツアー。最近は中央線か神保町かの二択になってきてしまった。以前は知らない街などに遠征していたものだが、当たりを引く確率があまりにも低く、良い本は前記2地帯にほぼ集まってしまっているように思う。もちろん個別で見れば良い古本屋はたくさんあるのだが、ツアーとして複数箇所回るにはちょっとむずかしいところが増えてきたが、これは好奇心が薄まってきたせいなのだろうか。

夏の古本ツアーは暑くて湿度があって古本によくないものだが、冬の古本ツアーはあまりに寒すぎて人間によくない。とうとう自分の禁を犯してユニクロでタイツという名の股引を買ってしまう。これがたいそう暖かく、ダウンジャケット・フリース・マフラー・マスクに追加すると5度前後の環境でもまったく寒さを感じない。ああ堕落。

というわけで中野・荻窪・西荻窪で購入したのは以下。

大学を卒業するときに亡くなった辻征夫のエッセイ集は出ていることを全く知らなかった。やさしい語り口の中に潜む人のちょっとした感情をうまく喚起する詩人のエッセイは、エッセイという言葉の本来の意味を掘り起こすような想念がぐっと詰まっている。詩集成というベスト以外に個別の詩集を持っているのはこの人だけかも。

『細雪』はそろそろ読んでおくべ、と思い、いい値段だったので購入。とはいえこれだけ分厚い本にきちんと取り組めるのはいつになることか……。

夜はまず焼肉屋「」で待ち人。ビール1杯とホルモンセット1皿だけでしたが、塩ベースに5種類食べられるのがうれしい。最後にテーブルのタレも使いましたが、これもビール・ご飯ともに合ういい味でした。駅からも近いし次回はゆっくりじっくり味わいたい。

次に駅北側に移動して海南チキンライス 夢飯 西荻窪本店でしっかりビール。ちょっとジョッキが小さいのが気になったけど、それを忘れさせるシンガポール料理の数々。スパイスがきいた魚のすり身は日本酒に合わせてもうまそうだ、と思いつつ、焼いたり蒸したりした鶏肉がこっここっことやってくる。タレが複数あるのがやはりうれしく、揚げた鳥には生姜すりおろしが合うということを知ったのが収穫であった。食べている間にも続々と窓の外に並ぶ人気店なので、予約した方がよさそうであります。

バナナの皮で包まれた魚のすり身

バナナの皮で包まれた魚のすり身

アボカドとエビのサラダ

アボカドとエビのサラダ

だいぶ腹がくちくなったが、近くで日本酒が欲しいとわがままを言い、酒守におじゃまする。銘柄を失念してしまうが、純米も純米吟醸ともふくよかで、珍味(人生初のからすみ!)にひたりと寄り添ってくれる。うまい。落ち着いた雰囲気でしっかりした料理もおいしそうなので、西荻窪いい店ばかりで羨ましい、と思ったことです。そして自分の限界はビール3〜4杯に日本酒2合だということも悟る。

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