牡蠣をもらった

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某司書の人から牡蠣をもらった。三陸沖の牡蠣を復興するための基金に申し込んだもののお裾分けだ。ありがたやありがたや。

予定より1週間遅くやってきた牡蠣は、都内で見るものよりも大きく、ジューシーで、磯の香りがした。この磯の香りこそがうまさの秘訣。レストランで出される時はどうしてもその店の香りや料理の香りと混ざってしまうが、海で食べるものがおいしいのは野趣を感じられるからだと思う。

牡蠣は当然殻のままやってくる。昔、近所の魚屋で殻付きの牡蠣を買ったことがあり、その時は包丁でがちがち叩いたりして開けるには開けたが、包丁を一本ダメにした。今回は親切に牡蠣用のナイフがついている。これを開きそうな所にぐいっと突き刺し、刃を回して少し隙間を開ける。すると汁が出てくるから、出せるだけ皿に移しておく。その後は接続部の方へ動かすとたいていきれいに開くことができる。皿の上で作業すると、牡蠣の殻がこぼれてしまい、卵の中に卵の殻が入ったときのようなちまちました空しさを感じることになる。「貝が開きそうな所」を見つけるのが牡蠣剥き最大の難関ですが、だいたい斜め45度から60度くらいの間にポイントがありそう。

牡蠣の殻は人の手のひらより硬いので、素手でやるとあちこちにけがをすることになる。今回、親指の爪の間を切ってめんどうなことになったので2日目からは軍手で作業しました。

それにしても20ピースってだいぶ量がある。生だとせいぜい3ピースが限界。一番おいしかったのはにんにく油でさっと炒めたもの。表面は加熱殺菌したぞという安心感と中のジューシーさが味わえる。逃げ出したい仕事を抱えていた時なので、「生でたくさん食べれば食あたりで休めるかも」と「仕事はやらないと」の狭間で苦悩しつつも、最高にうまい牡蠣でした。

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