苔をたずねて三千里

苔の写真を撮り、海外文学を読んでいます。

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Kindle Unlimitedやめました

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一言で言うと読みたい本の相性が合わなかった。

Kindle Unlimitedが始まって少ししてから加入しました。理由は、書籍に関する仕事をしているのでKindle Unlimitedの動向を知っておかねば、という半ば義務感。その間、出版社が認めていないのに読者数の多い本が勝手に取り下げられる事件があったりしましたが、最近は落ち着いてきました。海外文学が好きな層としては、光文社古典新訳文庫が読み放題なのはとてもうれしい。最近だとボンテンペッリが出たのに驚き。コッパードもそうですが、メジャーなタイトルが並ぶ中に時折ぎらりと選球眼の光る本が混じっているとうれしくなります。

あと、ファッションやインテリアなどのライフスタイル関連のムックが入っていることが多い。先日引っ越したときにインテリアを考えるためにかなり読みました。『ぼくたちに、もうモノは必要ない』などはお試し版で読んで、書籍でも読み直しました。

しかし、引っ越して3ヵ月たち、新しい生活が落ち着いてきたところでふと振り返ると、Kindleあまり使っていないという事実。海外文学と苔を中心にすると、Kindle Unlimitedに望むものはないのです。折しもPrime Readingというサービスが始まりました。文春もあるしベルばらもある。プライムサービスに入っているわたしは、Unlimitedまで必要ないと思えました。

あと、Kindle Unlimitedのようなサービスで懸念することに、サービスに依存して自分の読みたいものが決められてしまうことです。Unlimitedの範囲内でしか読む本を決められないと、自分の脳みそが狭まるというか、Unlimitedの他に読むべき本があるはずなのでは、という不安を抱えてしまうように思いました。年に3万冊とも5万冊とも本が出版されている現在、自分が読む本は自分が納得できる本にしたい。限られた時間を生きているわたしにとって、Unlimitedとうたいながら制限された本だけしか選べないKindle Unlimitedはそもそも必要なかったのかもしれません。

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