9月はなんでこんなに本を読んでいないのか?

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わかってる。それはトルストイ『戦争と平和』をちんたら読み続けているせいだ。とにかく長い。政治の派閥が10種類くらいあって、いちいち書き分けているトルストイにつきあっていると、ロシア時間が流れて何もかもがゆったりとボルガ川のように進んでいくからだ。

そんな中でも、奥多摩の遭難についてまとめられた『すぐそこにある遭難事故 奥多摩山岳救助隊員からの警鐘』には強く影響を受けた。奥多摩ごときで遭難なんてありえないという漠然とした思い上がりを正された気分で、その分、他の人にも厳しくなってしまっているのは否めないが、とにかくささいなアクシデントが大きな怪我につながることを改めて思い知らされる一冊。文庫化されるなどして、もっとたくさんの人に読んでもらいたいと思う、

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1404ページ
ナイス数:82ナイス

写真がもっと好きになる。 写真を観る編。 菅原一剛の写真ワークショップ。写真がもっと好きになる。 写真を観る編。 菅原一剛の写真ワークショップ。感想
いい写真ってどんな写真? わたしには未だにその答えがなくて、カメラを構えるたびに暗中模索している。きっと、技術的なことはある程度あればよくて、写した自分が何を捉えたかったかが伝わる、さらにその先の人によって解釈が変わるけれどもなぜか素敵だと思えるような写真がいい写真なのかもしれない。わたしは好きな作品・作家よりも、そのジャンルがどういう変遷を経てきたかという歴史が気になる。やさしい言葉で短くまとめられているので、写真のたどってきた歴史と自分がどう歩むのかピントを合わせるために最適な入門書。
読了日:9月22日 著者:菅原一剛
墓標なき草原(上) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録墓標なき草原(上) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録感想
モンゴルといえば草原? 白鵬? それはモンゴル国。もう一つ、内モンゴル自治区がある。モンゴルの人たちが住むはずの土地に漢人が国を挙げて入り込み、遊牧の民の草原を耕地として管理したため、土地の利用に決定的な文化的決裂を見、結果として内モンゴルの人たちは文化大革命の矢面に立たされることとなり、真っ先に標的とされて最後まで虐げられた。拷問で内臓を破壊され、亡くなった人の数は中華民国公式発表で2万人、実際にはその10倍、それ以上とも……。こういうことを知らずにいてはいけないと思う一方、中国からの反論が聞きたい。
読了日:9月13日 著者:楊海英
戦争と平和〈2〉 (1984年) (岩波文庫)戦争と平和〈2〉 (1984年) (岩波文庫)感想
戦争がひとしきり終わり、平和が訪れても人と人の間に安寧はない。父に結婚を反対されたアンドレイ公爵は1年後に帰ってくると言い残して婚約者ナターシャの元を離れるが、女心と秋の空、ナターシャは己の魅力が徒となる試練を迎える。それを励ます居候のソーニャ。この心遣いとしっかりした芯の強さにぐっときます。絡みあった人々の関係がゆったりと流れる様は豊穣なボルガ川のよう。この長さだから語りうる広々とした世界があります。
読了日:9月11日 著者:トルストイ
<a href=2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1404ページ
ナイス数:82ナイス

写真がもっと好きになる。 写真を観る編。 菅原一剛の写真ワークショップ。写真がもっと好きになる。 写真を観る編。 菅原一剛の写真ワークショップ。感想
いい写真ってどんな写真? わたしには未だにその答えがなくて、カメラを構えるたびに暗中模索している。きっと、技術的なことはある程度あればよくて、写した自分が何を捉えたかったかが伝わる、さらにその先の人によって解釈が変わるけれどもなぜか素敵だと思えるような写真がいい写真なのかもしれない。わたしは好きな作品・作家よりも、そのジャンルがどういう変遷を経てきたかという歴史が気になる。やさしい言葉で短くまとめられているので、写真のたどってきた歴史と自分がどう歩むのかピントを合わせるために最適な入門書。
読了日:9月22日 著者:菅原一剛
墓標なき草原(上) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録墓標なき草原(上) 内モンゴルにおける文化大革命・虐殺の記録感想
モンゴルといえば草原? 白鵬? それはモンゴル国。もう一つ、内モンゴル自治区がある。モンゴルの人たちが住むはずの土地に漢人が国を挙げて入り込み、遊牧の民の草原を耕地として管理したため、土地の利用に決定的な文化的決裂を見、結果として内モンゴルの人たちは文化大革命の矢面に立たされることとなり、真っ先に標的とされて最後まで虐げられた。拷問で内臓を破壊され、亡くなった人の数は中華民国公式発表で2万人、実際にはその10倍、それ以上とも……。こういうことを知らずにいてはいけないと思う一方、中国からの反論が聞きたい。
読了日:9月13日 著者:楊海英
戦争と平和〈2〉 (1984年) (岩波文庫)戦争と平和〈2〉 (1984年) (岩波文庫)感想
戦争がひとしきり終わり、平和が訪れても人と人の間に安寧はない。父に結婚を反対されたアンドレイ公爵は1年後に帰ってくると言い残して婚約者ナターシャの元を離れるが、女心と秋の空、ナターシャは己の魅力が徒となる試練を迎える。それを励ます居候のソーニャ。この心遣いとしっかりした芯の強さにぐっときます。絡みあった人々の関係がゆったりと流れる様は豊穣なボルガ川のよう。この長さだから語りうる広々とした世界があります。
読了日:9月11日 著者:トルストイ
すぐそこにある遭難事故  奥多摩山岳救助隊員からの警鐘すぐそこにある遭難事故  奥多摩山岳救助隊員からの警鐘感想
山をなめるな。つい先日も奥多摩ではないけれどもかなりの低山で道に迷って2時間ロスした若い人たちに正しいルートを教えたばかり。山頂は目指さないし15時までには山を下りると決めているけれども、一歩まちがったら滑落したり、食料の予備がないといざというときに困るというのがよく分かる本。初心者でも上級者でも一つ気を抜けばその分リスクが増すということを、改めて肝に銘じので、山登りする人はすべからく読むべき。
読了日:9月5日 著者:金邦夫

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” align=”left” style=”margin:0 5px 5px 0;border:1px solid #dcdcdc;”>すぐそこにある遭難事故  奥多摩山岳救助隊員からの警鐘感想
山をなめるな。つい先日も奥多摩ではないけれどもかなりの低山で道に迷って2時間ロスした若い人たちに正しいルートを教えたばかり。山頂は目指さないし15時までには山を下りると決めているけれども、一歩まちがったら滑落したり、食料の予備がないといざというときに困るというのがよく分かる本。初心者でも上級者でも一つ気を抜けばその分リスクが増すということを、改めて肝に銘じので、山登りする人はすべからく読むべき。
読了日:9月5日 著者:金邦夫

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