2016年5月に読んだ本は相変わらず海外文学が少ない

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自分が読む本のカテゴリが「海外文学」「苔・菌類などの生物学」「料理」「仕事関連」に狭まってきた。ここに「詩」とか「古典」も加えていきたい。でも、読める量には限りがあるから、なかなか難しい……。

あと、読書メーターで『羊と鋼の森』を読んだら「共読」の項目が全部同じ本になってびっくりした。前に話題作を読んだ時はここまで増殖しなかったので、よほど人気があるのか、それとも普段読んでいる本にあまりにも「共読」の人がいないのか。

ところで「共読」の読みは「ともよみ」? 「きょうどく」?

2016年5月の読書メーター
読んだ本の数:14冊
読んだページ数:2862ページ
ナイス数:198ナイス

この野菜にこの料理: 大好きな素材を3倍おいしく (単行本)この野菜にこの料理: 大好きな素材を3倍おいしく (単行本)感想
野菜を多めにとりたいお年頃なので、いつもの自分のレシピに追加したいと思って読む。なるほど、蒸し野菜というのは実にいい、そして読み応えのあるテキスト。基本的には鮮度のいい野菜を一手間かけて、というものだけど、裏を返せばふつうのスーパーの野菜も同じようにしたらおいしくなるのかも。季節の特徴が出る野菜は、季節のものをおいしく食べたい。ふとレシピに困った時に開くとヒントがたくさん詰まっているので、何度も読み返したい。逆に、料理が初めてとか苦手な人には、もっと丁寧な解説がついている本を選ぶべき。
読了日:5月30日 著者:有元葉子
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読了日:5月30日 著者:大倉裕治,於保真一朗
羊と鋼の森羊と鋼の森感想
こういう小説を「天国の物語」と呼ぶことにしている。いい人がたくさんいて、みんな純粋で一心不乱で、迷わないことが美徳と信じている。彼らを表す美しい言葉が乱舞して、後半は清らかさだけで窒息させられそうだ。ふらつきそうに見えても必ず本筋に軌道修正されてしまい、そこから外れることがない。こんなふうにきれいな階段を上ることができなかった人間のひがみかもしれないが、それでもやっぱりこの純粋性には危うさというか、ちょっとちがうぞと感じる。
読了日:5月28日 著者:宮下奈都
牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)牧野富太郎 なぜ花は匂うか (STANDARD BOOKS)感想
『ドミトリーともきんす』から『植物記』を読もうとしたら細かい植物の違いばかり語られてたじたじになり、もっと読みやすさを求めてこちらへ。70代以降の書き物が中心だが、まだまだ植物への愛が熱く明瞭に語られる。「バナナは皮を食う」など、今でも意外に知られていないようなトリビアも豊富。しかし、生前に多くの人と諍いを起こした著者だけあって、主張は首尾一貫しているからこそ妥協なく、ゆえに21世紀には少々乱暴な意見に見えるところも。
読了日:5月25日 著者:牧野富太郎
西風のくれた鍵 (岩波少年文庫)西風のくれた鍵 (岩波少年文庫)感想
アリソン・アトリーはどこか悲しい。単純なおとぎ話、子ども向けの物語にはとどまらない、喪失の通奏低音が鳴り続けている。特に時間を失ったことの悲しみが描かれることが多い。「雪むすめ」「妖精の花嫁ポリー」など浦島太郎的に別の場所で過ごした時間と人間の時間が異なるせいで、過去の喜びを永久になくしてしまう物語には、なんとなく夫を亡くした作者の姿を重ね合わせて見てしまう。本書のタイトルだけでも想像力をかきたてられる、すてきな一冊。
読了日:5月23日 著者:アリソンアトリー
暮らしを、整える: 部屋と頭と心のお片づけ (私のカントリー別冊)暮らしを、整える: 部屋と頭と心のお片づけ (私のカントリー別冊)
読了日:5月20日 著者:
伝記文学の面白さ (同時代ライブラリー)伝記文学の面白さ (同時代ライブラリー)感想
わたしどうしてこんなに中野好夫先生大好きなんだろうと思うくらいおもしろかった。紹介されているおもしろい伝記をピックアップしました。 http://www.uporeke.com/book/?p=2027
読了日:5月15日 著者:中野好夫
ドミトリーともきんすドミトリーともきんす感想
「世界は苔である」と苔の信者になりつつわたしにとって、自然科学の読み物はそれまでたくさん触れてきた小説の世界とかなりちがう。そう感じていたところに偶然手にとった本書には、自然や世界はどのように学ばれてきて、どのように語られてきたかが描かれる。中でも湯川秀樹「詩と科学」を描いた箇所は、結果ばかりが優先される現在こそ読み継がれるべき。Hitachiのサイトで特集も組まれています。
読了日:5月15日 著者:高野文子
ゲームブック 君ならどうする・食糧問題 (現代教養文庫)ゲームブック 君ならどうする・食糧問題 (現代教養文庫)感想
最初に地理的条件や国の裕福度をコインの裏表で決めていく。先進国ではじめたら輸入&食糧増産(日本の稲作方式)であっさりクリア。今だとPCゲームでより細かい数値を決められるシミュレーションゲームがありそう。遺伝子改造など現在の技術を盛り込むと、よりバリエーションが増えて楽しいはずだけど、ゲームにしなくても考える機会は十分にある。
読了日:5月14日 著者:M.アラビー
きのこ文学大全 (平凡社新書)きのこ文学大全 (平凡社新書)
読了日:5月8日 著者:飯沢耕太郎
こちらあみ子こちらあみ子感想
美しくてもフェアじゃない嘘はきらい。
読了日:5月7日 著者:今村夏子
ヘンリー四世〈第1部〉 (岩波文庫)ヘンリー四世〈第1部〉 (岩波文庫)感想
毒蝮フォルスタッフの悪口三昧が最高です。  http://www.uporeke.com/book/?p=2002
読了日:5月4日 著者:シェイクスピア
あなたは誰? (Anna Kavan Collection)あなたは誰? (Anna Kavan Collection)感想
熱帯に暮らす傲慢な夫と無言の妻、二人の意思はまったく通わない。屋敷のイスラム人たちは夫の味方で、妻は一人孤立する。心の支えになりそうな青年が現れても、使用人と夫によって接触を禁じられる。やがて業を煮やした夫は実力を見せつける。幸せな道はあってもそれを選ばない妻は、夫といない時に「娘」と称されるように帰属性がなく、ただ流されていく姿は悲哀と言うよりは空虚。願望を実現させることよりも変化を恐れている。ただただ、自分が耐えつづければ(不幸とは自ら判断しない)現実が過ぎ去ってくれることを願いながら……。
読了日:5月1日 著者:アンナ・カヴァン
考えるキノコ 摩訶不思議ワールド (INAX BOOKLET)考えるキノコ 摩訶不思議ワールド (INAX BOOKLET)感想
キノコの図鑑というよりは、キノコを受容してきた人間の歴史・解説が中心。写真も森でよく見る種というよりは、色や形が派手な種を多く取り上げる。現場で役に立つというよりは、机上でじっくり眺めて、植物でも動物でもない菌類の世界に浸るための本に分けられそう。ところで、本書で紹介されている科学映画「きのこの世界」ってもう見られないんでしょうか……? 蘚苔類でもこのくらいアバンギャルド(この文字組はいささか読みづらいけど)で、研究者・研究書に光を当てた本があるといいのに、とちょっとうらやましく感じました。
読了日:5月1日 著者:飯沢耕太郎,大舘一夫,佐久間大輔,吹春俊光

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