盗掘をどこまで心配すればいいのだろう?

Bryophytes
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苔はもちろん植物をきちんと見るようになって、ふと気づくと他の人のblogやサイトには観察場所が明記されていないことが多いと気づいた。当初はいい苔が見られるところが書いてないのは残念、と一人沈んでいたのだが、最近になって気づいたのは、詳細な場所を記載すると盗掘の格好の餌食になってしまうということ。

花にはそれほど興味はないのだけど、検索してみると野生のランや高山植物は盗掘に会いやすいらしい。
盗掘
貴重な野生ラン、盗掘されてました!
奄美「幻の花」盗掘被害か 絶滅危惧、国内唯一の自生地

確かにYahooオークションや花木店で検索すると、高山植物や絶滅寸前の花が売られていたりする。
アツモリソウ(絶滅危惧II類)
タカクマホトトギス国立科学博物館では絶滅危惧

たしかに、田舎に暮らしていて珍しい品種が近くに咲いていて、通販で買う人がいればほぼ無料で儲かるわけだから、盗掘する立場もわかる。しかし、そうやってどんどん盗っていてはすぐに絶滅して、次のターゲットを探さなくてはならないだろうに。うなぎでもマグロでも捕獲しすぎて絶滅が心配されているのに、人類はいっこうに懲りないようだ。

苔も最近注目されて、苔玉つくりなどが流行している。でも、その苔をどこで栽培しているのか、明記しなくていいのだろうか? きちんと栽培している業者もいるようだが、山野から勝手に盗ってきている人もいないわけではないらしい。現にわたしが初めて高尾山に登って苔を見たときも、「昨日は女性がそのあたりの苔をとっていた」と話す地元の人に出会った。サンプルとして取るのと販売目的で取るのとでは量が違うとはおもうのだけど。

そう考えるとどこそこで苔を見てきたということを気軽に書くことは、犯罪を助長するのではないかと心配になってくる。でも、苔湯酒活動はいずれ誰かが野外で苔を見たいという時に役立ったらうれしくて書いているところもある。自分の中の線引きがまだしっかりとできていない。プラントハンターなる人たちが古来からいたことを知り、関連書を読んでみるつもり。

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