苔観察日記 朝夷名切通@鎌倉

Bryophytes

金沢八景駅近くのでかい猫

金沢八景駅近くのでかい猫

苔湯酒活動とは、山に登って苔を見て、下山したら風呂に浸かり酒を飲む活動のことである。今回は神奈川県。京急に乗って海沿いを南下し、金沢八景駅で下車。窓から海や入道雲が見えたり、下りてみると東京とは明らかにちがうのんびりした感じが。

金沢八景駅付近のトンネル

金沢八景駅付近のトンネル

本来なら金沢八景駅から大船駅行きのバスに乗れば今回の目的地「朝夷名切通」には楽に到着できる。しかし、ここは友人が大学時代に住んでいて、わたしも一度来たことのある場所なので懐かしさを感じつつ歩く。その時は若気の極みで「久保田 千壽」を一升瓶で買い込んで夜通しスーパーマリオ3をやりこんでいた(主にわたしが)。一晩で久保田を開けてしまったことをぼんやりと覚えている。そんなことをFacebookでやりとりしながら歩くこと40分で、朝夷名切通の入口に到着。遠い。

朝夷名切通のわかりにくい入口

朝夷名切通のわかりにくい入口

立派なご神木とやかましい工場の脇を通って切通の中に入るとそこはただの山というか藪。平日午前のせいか1人(地質か地衣類を調べているようだった)しか出会わない。主に見られるのはジャゴケ・ゼニゴケの苔類と、アオギヌゴケ科の何か、そしてエビゴケ。エビゴケは奥多摩や秩父の方では見かけたことがないので、初遭遇。図鑑に載っているような丸い朔(?)はついておらず、茶色に変色している個体も少ないためちょっと怪しい。写真には写っていないが葉先が細く伸びるところがエビの触角に似ているということでエビゴケと命名されたようだが、触角だけなら他にも長い生き物いると思う。

エビゴケ

エビゴケ

葉先が二つに分かれているヤバネゴケ(オタルヤバネゴケ?)もよく見かけた。苔類でも茎につくタイプは清潔感があって好き。

オタルヤバネゴケ

オタルヤバネゴケ

茸はほとんど見かけなかったが、小さいホコリタケのようなものを見かける。これは黒山三滝でも見た。ちくわぽい。

ちくわのような菌類

ちくわのような菌類

なぜか切通の頂上付近で動悸が激しくなる。普段それなりに走っているので、このくらいの坂で心臓がばくばくいうことなどほとんどないのでびっくりした。たぶん脱水症状の前触れなのだと思うが、歴史のあるところに無断で立ち入ったことに霊が怒っていたのかもしれないと、あわてて鎌倉側に逃げ出す。

朝夷名切通

朝夷名切通

ここに潜んで矢を射かけたりしたのかも

ここに潜んで矢を射かけたりしたのかも

蚊が多い場所もあるので夏は虫除けスプレー必須。湧き水も豊富で普通のスニーカーでは滑りそうなので、しっかりした登山の格好が必要です。切通自体は距離は長くないけど、切通から鎌倉駅まではかなりの距離があるので素直にバスに乗り、八幡宮前で下りて蕎麦「茶織庵」にてビールとかき揚げせいろ。うますぎる。

茶織庵のかき揚げせいろ

茶織庵のかき揚げせいろ

個人的苔観察スポットとしては★★★(満点は★5つ)。鎌倉の旨い蕎麦で★1つプラスです。

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