山に苔を見にいく

life

明日は山に苔を見に行く。苔を意識的に見るようになってから、初めての登山だ。聞くところによると、街の苔と山の苔はまったく種類がちがうのだという。見たことのない苔をたくさん見られる機会ということで、楽しみである反面、登る速度が遅くなってバスや電車の時刻に遅れるのではないかという不安もある。今回は苔が少ないであろう山頂へは行かず、なるべく湿度の高い川のそばや森林を中心に歩く予定。

スギゴケ?

苔を自分で育てようとは思わない。なんというか、よそ者でいてほしいと思う。ふと出かけたところで見かけて、旧友に会うような、意外性のあるつきあいをしたい。

ひとつやねのしたにすめないからといって なにをかなしむひつようがありましょう(新川和江「ふゆのさくら」)

苔に限らず、猫以外へのスタンスはおおむねこんな感じかもしれない。近すぎる関係は尊敬が薄れたりいやなところを見て幻滅したりしそうでこわい、なんてこんな年で言うのも白々しいのだけれど。

どんな苔が生えているのかもわからないし、まだ見ただけで名前を言えるほど熟知しているわけでもないが、ルーペとiPhoneでたくさん撮影して、後から調べられたら、と考えている。東京都の山は軒並み人が多いのだけど、今回のルートはかなりマイナーらしく、登っている人の記録もそれほど見ない。跪いて苔をしげしげと眺めていてもきっと誰にも見とがめられることはないはずだ。

桃花流水杳然去 「桃花 流水 杳然として去る」
別有天地非人間 「別に天地の人間(じんかん)に非ざる有り」(李白「山中答俗人」)

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