10月に読んだ本

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あんまり読んでいないのは人生に迷っているからである。

2014年10月の読書メーター
読んだ本の数:3冊
読んだページ数:1112ページ
ナイス数:54ナイス

別荘 (ロス・クラシコス)別荘 (ロス・クラシコス)感想
ドノソとの相性は悪い。『3つのブルジョア』も挫折してるし、『境界なき土地』もそれなり。本作は登場人物の多さにいきなりげんなり。子どもたちが大人びているところや、後半の(敢えて言おう)破綻など悪い意味でひっかかる箇所が多かった。子どもたちだけで大人のいない別荘をやりたい放題引っ掻き回すところは良かったのだが、そこからアドリアノ―ウェンセスラオのトリックスター親子が見事に尻窄みで残念。あとがきも別にほめてないしね。ただ、大人と子供の時間のずれや、人食い人種とは誰なのかなど、読書会としては語ることがありそう。
読了日:10月21日 著者:ホセドノソ


その問題、経済学で解決できます。その問題、経済学で解決できます。感想
経済学というよりは社会学のフィールドワーク。もっと経済学で使う理論や計算による解決方法だと思っていたので拍子抜け。途中で読むのをやめたが、決してつまらないわけではない。差別に関する箇所は、具体的な解決方法まで書かれていて(それは概ねみんな知っていることだろうけど)読んでよかったと思う。
読了日:10月4日 著者:ウリニーズィー,ジョン・A.リスト


誕生日誕生日感想
『聖域』にも通じるクヨクヨフエンテス。『老いぼれグリンゴ』のマッチョさとか『アウラ』のような幻想性の他に、本作のように意識と時間の流れから逃れられない自分の弱さをクヨクヨするフエンテスが特徴としてあげられると思う。ボルヘス、オクタビオ・パスとの関連性が解説(45ページ!)で取り上げられているが、この難解さは実存とイメージの混乱から生じているもので、まだ何者にもならぬ私=老いて朽ちゆく私=世界に直面して恐れる私の時間が対話によってなされていると考えられる。案外読書会に向いていそうだが、読んで楽しいかは別物。
読了日:10月2日 著者:カルロス・フエンテス

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