4月に読んだ本

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2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1963ページ
ナイス数:60ナイス

吉田類のマタタビ酒場吉田類のマタタビ酒場感想
猫も酒も吉田類も好きなら手にとって損はない。ただ、吉田類が出てくるのは冒頭だけなので、このタイトルはちょっと偽り。いわゆる大衆酒場的な店に寄り付いたり住み着いたりする猫をレポートする。巻頭・巻末には写真付で店と猫の画像も。格別にうまい店ではなく、猫が店内にいられるような緩さを求める人には酔いガイド。猫が飲食店にいることに違和感がある方は、どうぞ他人の楽しみに文句を言わずにお引き取りください。
読了日:4月29日 著者:佐藤ピート
デス博士の島その他の物語 (未来の文学)デス博士の島その他の物語 (未来の文学)感想
8年ぶり(!)の再読。当時は「眼閃の奇蹟」が最後に放つ開放感にやられたことを思い出す。今回はデス博士3部作のつながりに着目したが、芳しい結節点は節穴の目では見いだせなかった。一方で、「死の島の博士」で屋上から眺められる高空生物=デス博士という読み方を発見して、突き詰めていったらどう解釈できるのか、という新たな道がひらけたりした。ジーン・ウルフを読む喜びは、覗き穴(または目隠し)から世界の一部を切り取って想像する楽しみ、把握しきれない世界があることを見出す楽しみであります。
読了日:4月28日 著者:ジーンウルフ
ピースピース感想
次回読書会(5/17)課題図書のため読了、なんて義務感全然感じないおもしろさ。ジーン・ウルフ=ナボコフ+SFという方程式が成り立っちゃうくらい、記憶と物語の仕掛けが次々に繰り広げられて、物語の濁流に飲み込まれてしまう。心地よくくるくると流されていき、じゃがいも畑に着く頃にはすべてを読みきったようで、何も分かっていないような幻惑どっぷり。あとがきがまた再読する気にさせるぜ! ジーン・ウルフは読み出すと何もかも放り出して染まりたくなる少ない作家の1人。今回もまったく裏切られませんでしたが、裏切られ続けました。
読了日:4月20日 著者:ジーン・ウルフ
怪奇探偵小説傑作選〈2〉横溝正史集―面影双紙 (ちくま文庫)怪奇探偵小説傑作選〈2〉横溝正史集―面影双紙 (ちくま文庫)感想
初横溝正史。映画のイメージが強いが、徐々に方言を強めていったりトリックの手が込んでいたりと、技巧的な印象。怪奇といえども、単純に怖い造形というわけではなく、男女の情念が凝縮されて怪奇に至る。その過程が短篇ながらきっちりしている。
読了日:4月17日 著者:横溝正史
日本酒がおいしいと思いはじめたら、まず読む本。日本酒がおいしいと思いはじめたら、まず読む本。感想
9割カタログ。WEBにこれ以上優れた情報はたくさんある。残り1割のインタビューは興味深いが、書籍として買う必要性がまったく分からない。近所の酒屋や飲み屋で店主にうまい酒を聞いた方がまし。
読了日:4月13日 著者:大人の粋酔倶楽部
スターシップと俳句 (ハヤカワ文庫 SF (580))スターシップと俳句 (ハヤカワ文庫 SF (580))感想
捕鯨禁止された今こそ読むべき!坂東さんを20年先取った死国を読むべき!ポスト3.11文学として読むべき!
読了日:4月12日 著者:ソムトウ・スチャリトクル

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