苔をたずねて三千里

苔の写真を撮り、海外文学を読んでいます。

「 book 」 一覧

読書会の理由

2018/09/23   -book
 

この前「読書会を15年続けている」って書いた。 気づいたら読書会って15年以上やってるんだけど、なんで続いたかといったら、参加してくれた人の熱意があったからよね。わたし一人ではとても15年も続かなかっ …

『シモーヌ・ヴェイユ アンソロジー』はヴェイユ入門に最適

哲学について全くの門外漢だったわたしですが、数年前にぼろぼろの古本で出会った『重力と恩寵』(ちくま学芸文庫)には衝撃を受けました。 重力と恩寵―シモーヌ・ヴェイユ『カイエ』抄 (ちくま学芸文庫) 冒頭 …

第60回読書部リチャード・パワーズ『舞踏会へ向かう三人の農夫』

舞踏会へ向かう三人の農夫 上 (河出文庫) 舞踏会へ向かう三人の農夫 下 (河出文庫) 第60回を迎えました読書会の課題図書はリチャード・パワーズのデビュー作『舞踏会へ向かう三人の農夫』。リチャード・ …

ハンナ・アレント『責任と判断』その1

2018/08/05   -book

演劇部だったときに顧問から「この芝居で取り上げられている殺人者というのはフィクションではない。自分の状況によって人は考えてもみなかったような人間になってしまう」と指摘されたことがありました。当時、ラブ …

第57回読書部テジュ・コール『オープン・シティ』

2018/07/01   -book, 読書部
 

第57回の報告でありますが、まず最初に第56回トマス・ピンチョン『V.』読書会の報告が抜けていることを謹んでお詫び申し上げます。めんどくさくてまとめておりませんすいません。「過去を書き換えていくこと」 …

若い人と年輩の人が出会って生まれる火花:『女子学生、渡辺京二に会いに行く』

2018/05/25   -book

女子学生、渡辺京二に会いに行く (文春文庫) 言われてみれば石牟礼道子に関係して名前を見たことがあったかな、くらいの認識だった著者。手に取ったのは荻原魚雷『書生の処世』(本のチョイスがわたしの見落とし …

不思議の国のアリス

名作なのに挫折している文学

2018/05/10   -book

エリオット『荒地』の日本語解説があった。これがあればわたしにも読める、読めるぞー! T・S・エリオットに限らず挫折している本、または読んでいないけれども読む前から挫折している本というものが家にある。挫 …

断捨離、自炊、本との別離

2018/05/08   -book

本が好きという人もいろいろだ。わたしの周囲には数千冊から数万冊所持している人が複数いるので勘違いしてしまい、本を読むためにはまず本を所有しなければならない、それも余るくらいに、という信念が若い頃にはあ …

ジェームズ・W・ヤング『アイデアのつくり方』は50年たっても色あせない名著

2018/05/07   -book

Webサイトを更新しようと思っても、ついつい後回しになってしまう。仕事や毎日の家事を優先してやってしまうと、記事を書く余力が残っていないのだ。だとしたら、先に記事を書いて後で仕事をすればいい。何年もサ …

詩は読めないけど持ち続ける

2018/04/08   -book
 

「#あなたの本棚のあいうえお」タグを見て我が家はどうかなと本棚の前に行くと、辻征夫が眼に入った。『かぜのひきかた』『河口眺望』『かんたんな混沌』と、「か」から始まる本ばかり。『鶯─こどもとさむらいの1 …