メキシコ料理に挑戦

『やっぱり美味しいものが好き』を読んでからというもの、漂白の想いならぬメキシコ料理への思いはやまず、とうとう自分で作ってみることにしました。章の最後に書かれているガカモーレ、サルサ・ランチュラ、トルティーヤの作り方はそれほど難しくなさそう。
緑色のがガカモーレ。アボカドとたまねぎとコリアンダーにちょっと塩と水を加えて、ブレンダーでガーっとしたもの。アボカドが堅くて難儀したが、単にスプーンでマッシュしたよりもなめらかになったのはけがの功名か。
赤いのはサルサ・ランチュラ。トマトとたまねぎみじん切りとコリアンダーみじん切りに塩を加えたもの。たまねぎは水にさらさない方がいい。トマトの水分でたまねぎの辛さは消えるし、酵素が残ってる感じ。これに焼いた牛肉をあわせるとハバネロ上司みたいにはまる。
山のように焼いたトルティーヤは、小麦粉で焼くとインドのチャパティとなんら変わらない。伸ばすのがめんどくさいから、ナンみたいなものでもよさそう。アメリカ人のブリトーもふかふかだし。 レシピにはラードを使うとあったので、スーパーを3軒はしごして雪印から出ているチューブ入りのラードを使うが、ラードを使った効果はそれほど感じられなかった。こういう粉ものは中華でもよくあるし、油脂分をちょっと加えて作るのも同じ。
辛いハバネロソースは中辛のものを選んだが、辛さの中に野菜のうまみがあってうまい。トルティーヤを1/4くらいに割ってそれぞれを少しずつのせ、最後にハバネロソースを5滴程度たらすとすっかりメキシコ人になってソンブレロを舞っていた次第。これらと焼いた牛肉の組み合わせは、まるでおいしさを感じる脳のシナプスを一斉に直結したかのような勢い。トマトと牛肉はリコピン酸とアミノ酸の組み合わせでおいしくなるのは当然として、これほどうまみが出てくるのはたまねぎやコリアンダーのような刺激やにおいのある野菜が大きな役目を果たしているんではないかと推理する次第。大きな国の国境沿いのメシはうまくなるってジェフリーが言ってたけど、目の当たりならぬ舌当たりにしました。おいしくするには元から辛くするんじゃなくて、ソースをつけて自分好みに辛くするというのも教訓です。暑いところの料理なので、来年の夏に向けて練習を重ねてレシピを増やすつもりです。


個人の整理用途としては有効です
「スペース」の暴虐
