ナイスの森
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「茶の味」はとても好きだったので、同じような笑いを期待して拝見。
公式サイト(かなり見づらい)
石井克人がやりたい放題やった時はどことなく苦手な印象があったのだが、想像していた通りの苦手さが出ていた。説明のない物語、細かいコマ割りばかりで撮りたいシーンを集めただけのように見える。
10年以上たっているのに、演劇部当時の価値観がわたしにはまだ残っていて、「暗転が多いのは悪い芝居」という規則がこびりついている。演劇で暗転させるのは大道具の配置を変えて場面が変わったことを意味することが多いですが、映画と異なり配置換えには結構な時間がかかるため客はその間何もない空間を見せられて集中力が途切れることになり、なるべく暗転が少ない演出が求められます。本作は映画とはいえ、オムニバス形式というにはあまりにもぶつ切れの映像が多い。疲れるというよりも、その結びつきが弱い。ピコリコ星人の世界と思われる異生物での合奏シーンなど、このタイミングで入ってくる理由も分からないし、それぞれのエピソードが短くて背景を想像する楽しみが薄い。そういう意味では不親切な作りだ。
売り文句になっていた合コンピクニックもかなり弱い扱いで、故意に芯となるエピソードを作らないようにしている節さえうかがえる。その意図がいまいち伝わってこなかった。おのおののエピソードはあと10分延ばしてくれたらおもしろくなりそうなところが語られず消化不良で終わってしまった。ピコリコ星人の合奏(これはこれで妙なエロさはあり、板野真弥の絵はアメリカだと捕まりそう)や部活(これも脇がエロい)とかいらない。この辺はかわいい女子でエロくてアホな絵を撮りたいだけにしか見えなかった。
うーん、笑いのつぼがちがうだけで済ませられない齟齬がありそうで、わたしは肝心なところをつかまえていないような気がする。そのくらい食い違ってしまった残念な作品でした。また、ノッチ(西門えりか)と部活女子(下田奈々)が同じ人に見えたので、自分のおっさん化現象を痛感しました。















